太陽光を入れようと思っているけれど、補助金があるなら今がいいのか、来年でもいいのか、迷っている。そういう方は多いと思います。
地域情報メディア『宝塚まちノオト』ライターのマサミです。整体院をやっている関係で、建物への設備投資の話は患者さんからもよく聞きます。助成金は「申請できる期間があること」と「予算に達すると補欠受付や受付終了に切り替わること」を、まず押さえておきたいと思っています。
令和8年度の宝塚市の再エネ助成金について、何が対象になるのか、いくら出るのか、昨年度から何が変わったのかを整理しました。今年度から申請窓口も変わっているので、そこも含めてお伝えします。
令和8年度の助成金は現在補欠受付中
宝塚市公式サイトでは、令和8年度の「地域脱炭素移行・再エネ推進助成金」について、申請額が予算額に達したため、現在は補欠受付を行っていると案内されています。
申請受付期間は令和8年6月1日から令和9年1月29日までです。ただし、予算に達した場合は補欠受付に切り替わり、受付期間は申込状況により早く終了する場合があります。
予算額は当初21,150,000円でしたが、令和8年6月25日に市議会で予算増額が承認され、250,000円増額後の予算額は21,400,000円になっています。令和8年6月26日時点では、予算残額0円、執行率100%と掲載されています。
これから申請を考えている方は、受付期間だけを見て判断せず、現在も補欠受付できるか、繰り上がりの可能性があるかを環境エネルギー課へ確認してから動くのが安全です。
令和8年度の助成金、何が変わったのか
令和7年度まであった高効率空調・LED・エコキュート・コージェネレーションシステムのメニューは、今年度はありません。対象設備は太陽光発電設備と蓄電池設備の二種類だけに絞られています。
蓄電池設備は、太陽光発電設備とのセット導入が必須条件です。蓄電池だけを単独で導入する場合、この助成金の対象にはなりません。
もう一点、大きく変わったのが申請窓口です。令和7年度は宝塚商工会議所内に事務局がありましたが、今年度は宝塚市役所2階の環境エネルギー課が直接の窓口になっています。案内チラシや昨年の記憶で商工会議所へ向かうと空振りになるので注意が必要です。
受付期間はいつからいつまでか
申請受付は令和8年6月1日から令和9年1月29日までです。ただし、現在は申請額が予算額に達したため補欠受付中です。
総予算は21,400,000円です。令和8年6月26日時点で、太陽光発電・蓄電池の合計予算はすでに上限に達しています。助成金を使いたい方は「受付期間内だから大丈夫」と考えず、必ず最新の受付状況を確認してください。
誰が申請できるのか、対象者の確認
宝塚市内に住所を持つ個人、または市内に事業所を持つ事業者が基本の対象です。市内に自ら居住するための新築戸建住宅を建築または購入する方、市内事業者とのPPAまたはリース契約に基づき、事業用太陽光発電設備を設置するPPA・リース事業者も、一定の条件のもとで対象になります。
税の滞納がないこと、暴力団員や暴力団関係者でないことも条件です。また同じ建物の同じ設備に対して、すでに助成金を受けている場合は対象外になります。
対象になる設備と契約日の条件
太陽光発電設備と蓄電池設備が対象ですが、蓄電池は今回の助成金で同時に設置する太陽光発電設備の付帯設備としてのみ対象になります。蓄電池だけを単独で導入しても対象にはなりません。
契約日は令和8年4月6日以降であることが条件です。それより前に契約していた場合は対象外です。設備の導入完了日は令和9年2月15日までである必要があります。
- FITは対象外
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固定価格買取制度(FIT)による売電契約を結んでいる場合は、この助成金の対象になりません。自家消費型の設備が前提です。
- 自家消費率の条件
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個人は発電量の30%以上、事業者は50%以上を自家消費することが条件です。売電がメインの使い方では申請できません。
いくら出るのか、助成額の計算方法
太陽光発電は個人なら1kWあたり7万円、事業者なら1kWあたり5万円で上限500万円です。蓄電池は個人・事業者ともに助成対象経費の3分の1が助成額です。
| 設備 | 個人 | 事業者 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 7万円×出力kW | 5万円×出力kW(上限500万円) |
| 蓄電池 | 対象経費の3分の1(15.5万円/kWh以下の設備) | 対象経費の3分の1・上限100万円(19.0万円/kWh以下の設備) |
太陽光の出力は、太陽光パネルとパワーコンディショナーのうち小さい方の数値で計算します。設備を選ぶ段階で業者に確認しておくと、見積もりと助成額のずれが出にくいです。
事業者向けに新設された「優先受付」とは
今年度から事業者向けに優先受付が設けられました。省エネルギーセンターまたは環境共創イニシアチブが実施する「省エネ診断」を令和8年度中に受けた、または受ける予定であることを証明できる場合、申請日の中で優先順位1位として受け付けてもらえます。
ただし、省エネルギーセンターの「省エネセルフ診断」は対象外です。個人の申請者も優先受付の対象外となります。PPA・リース事業者による申請の場合は、設置先である需要家、市内事業者が省エネ診断を実施済み、または実施予定であることが条件になります。詳細は申請の手引きとQ&Aで確認するのが確実です。
申請窓口と受付時間、場所の確認
今年度の窓口は宝塚市役所2階・234番窓口の環境エネルギー課(エネルギー担当)です。電話番号は0797-77-2361。受付時間は平日9時から12時、12時45分から17時までです。
担当者が会議で不在のこともあるので、窓口に行く前に電話で確認してから動くと無駄がありません。わたし自身、問い合わせは事前に一本入れてから行く派なので、ここは同じ感覚で動いてもらえればと思います。

窓口に行く前に電話を一本入れておくと動きやすいですよ
申請前に用意しておくチェックリスト
今年度から申請前のチェックリストが導入されました。「導入前申請」「導入前申請後・完了時」「導入後申請」の3種類があり、申請書類と一緒に提出します。不備があると受理されないため、書類がそろっているかを事前に確認できる仕組みです。
- チェックリスト(導入前・完了時・導入後の3種類)
- 様式第1号 交付申請書
- 様式第2号 実施計画書(事業者)
- 様式第3号 実施計画書設備個票
- 様式第4号または第6号 誓約書(太陽光または蓄電池)
- 様式第7号 暴力団排除に関する誓約書
様式は宝塚市の公式ページからWord・PDFでダウンロードできます。記載例もあるので、まずそちらと見比べながら書き進めるのが無理のないやり方です。
助成金と共同購入は別制度
宝塚市では、助成金とは別に、兵庫県と共催で太陽光発電・蓄電池設備の共同購入事業も実施しています。こちらは、自治体と支援事業者が参加者を募り、一括発注のスケールメリットを生かして通常より安い価格で購入できる仕組みです。
共同購入の参加登録は、令和8年9月30日(水曜日)までです。参加登録は無料で、登録から契約まで至らなくても費用は発生しないと案内されています。
購入プランは、太陽光パネルのみ、太陽光パネルと蓄電池、蓄電池のみの3種類です。蓄電池のみの場合は、すでに太陽光パネルを設置済みの方が対象です。助成金とは条件や窓口が違うため、混同しないようにしてください。
今年度の導入を考えているなら動く順番
まず確認したいのは、契約日が令和8年4月6日以降かどうか。それより前に契約していた場合は対象外です。次に、自家消費型かどうか、FIT契約ではないかを施工業者に確認します。
現在は助成金が補欠受付中のため、通常受付中のときよりも、先に環境エネルギー課へ確認することが大事です。あわせて、共同購入の参加登録期限が令和8年9月30日までなので、助成金と共同購入のどちらを検討するかも整理しておくと動きやすくなります。
令和8年4月6日以降の契約かどうか、自家消費型かどうか、蓄電池が太陽光発電設備とのセット導入かを施工業者に確認します。
宝塚市公式ページにある別表第1・申請の手引き・Q&Aを一通り確認します。条件の細部はここで確認するのが確実です。
環境エネルギー課(0797-77-2361)に事前に電話を入れて、現在の補欠受付状況を確認します。担当者が不在のこともあるので、窓口へ行く前の電話確認が先です。
助成金とは別に、太陽光発電・蓄電池設備の共同購入も令和8年9月30日まで参加登録できます。蓄電池のみを検討している場合も、共同購入の対象になるか確認します。
気になるなら公式情報をひとつ見ておく
宝塚市の公式ページには、要綱・手引き・Q&A・チェックリスト・申請様式が掲載されています。「自分が対象になるかどうか」は、Q&Aを先に読むだけでもかなり分かります。印刷してざっと目を通しておくだけでも、窓口での話が早くなります。
わたし自身は市内を車で回ることが多いので、市役所への立ち寄りやすさは普段から気にしています。宝塚市役所は平日の日中であれば止めやすく、窓口も2階なので動きやすいです。ただ昼の12時から12時45分は受付をしていないので、その時間帯は避けたほうが無難です。
太陽光や蓄電池の導入を考えているみなさん、まずは公式ページのQ&Aと受付状況を一度確認してみてください。助成金は補欠受付中ですが、共同購入という別の選択肢もあります。「自分には関係あるのかな」という迷いが、少しすっきりすると思います。













